ガイアの夜明け 「果物の産地の変化に迫る!気温上昇の影響とは?」

ガイアの夜明け【異常気象と共に生きる!水に浮く家、酒蔵移動1500キロ】

2021年2月16日放送  テレビ東京
松下奈緒

異常気象の影響がさまざまな農産物や特産品に及んでいる事実は深刻です。
気温上昇により、果物の産地が変化しているという報道には驚きを禁じ得ません。
一昔前までは考えられなかったような変化が今起こっているのですから、地球温暖化の影響は避けて通ることができない現実なのでしょう。

特に、三千櫻酒造のような老舗の酒造メーカーが直面している問題は深刻です。
気温の上昇が酒の仕込みに直接的な影響を及ぼし、理想とする酒造りから遠ざかっていくことへの戸惑いや苦悩が伝わってきます。
自然の条件に頼った酒造りができなくなるなど、環境変化の影響が事業に直結する農業や酒造業に従事する人々にとっては打撃です。

また、愛媛県温州みかん青森県のりんごなど、地域特産の変化も注目すべき事例です。
猛暑や雨によって浮皮が発生し、温州みかん農家が悩んでいるという状況は、異常気象が果物の生産にも影響を与えていることを示しています。
さらに、青森県でりんごの代わりに桃が栽培されているという報道も、地域の特産品における異変を物語っています。

これらの事例を見ると、異常気象が地域ごとの農産物や特産品に深刻な影響を与えていることが明らかです。
地球温暖化の進行によって起こる環境変化は、私たちが享受してきた自然や食文化に大きな変動をもたらしているのです。
将来的な対策や環境保護が喫緊の課題であり、私たち一人ひとりの行動が求められる時代になっていると感じます。