ガイアの夜明け 「絶品カキ」育てる壁を乗り越える

ガイアの夜明け【絶品カキや巨大イチゴを受け継ぐ!若き担い手たち】

2017年3月7日放送  テレビ東京
江口洋介

この番組は、宮城県牡鹿半島でのカキ漁師の後継者育成の取り組みを取り上げたものでした。
漁師の研修生がシェアハウスで共同生活しながら、実際の漁業現場での研修を受ける様子が紹介されました。
番組では、滋賀県出身の大野さんがカキ漁師の鈴木さんのもとで研修している様子が紹介されました。

大野さんは元ホテルの料理人であり、カキの水揚げや選別などを手慣れた様子で行っていました。
彼は将来的に独立したいと考えており、漁業権の取得が必要であることが分かりました。
しかし、独立するためには浜の漁師全員の合意が必要であり、血縁のない新規参入者が組合員になった前例がないという問題が浮上しました。

フィッシャーマン・ジャパンと宮城県漁協が協議し、独立希望者の受け入れ先を探すこととなりました。
番組では、大野さんが蛤浜のカキ漁師である亀山さんに後継者として認められ、組合員になることができたというエピソードが紹介されました。
亀山さんは蛤浜で40年以上もカキ養殖に取り組んでおり、大野さんは彼に続くことができると喜んでいました。

大野さんは独立に向けて船の免許も取得しており、将来的に自身のカキ養殖業を築いていきたいと語っていました。
この番組は、若い世代の漁師不足や後継者問題といった課題に焦点を当て、地域の漁業を守りながら次の世代へ継承していく取り組みを紹介していました。
漁師の育成という日本の伝統的な職業の継承について考えさせられる内容であり、また漁業に対する新たな視点を与える番組でした。