ガイアの夜明け 「ニッポンの地下の危険と世界初の技術」

ガイアの夜明け【暮らしに潜む“危機”を救う!】

2017年2月14日放送  テレビ東京
江口洋介

この番組の内容によれば、日本の下水道は既に50年以上経っており、東京23区だけでも1800kmにも及ぶほど老朽化が進んでいるようです。
この老朽化に伴って、道路陥没などの問題が年間500件以上も発生しているそうです。
そこで注目されているのが、新たな技術である「SPR工法」です。

これは、マンホールからプラスチックの帯を送り込んで、螺旋状に古い下水管の内部に新たな管を作り、隙間にモルタルを注入することで一体化させるというものです。
この工法によれば、従来の地道な交換工事に比べてコストは2分の1、工期は3分の1に短縮できるとされています。
番組では、渋谷区の現場で小型ロボットがこの工法を使って実際に工事を行っている様子が紹介されていました。

また、番組に出演していた積水化学工業の津田順さんは、この工法の開発者であり、作業員の要望を取り入れるなど、改良に努めていることも紹介されました。
さらに、津田さんは震度7地震にも耐えられる新素材の開発にも取り組んでいることも明かされました。
これによって、下水道の耐久性も向上し、さらに50年間使用可能となるとのことです。

この番組を見て感じたのは、技術の進歩が私たちの暮らしをより安全に、便利にすることができるということです。
また、今後もさらなる改良や新たな技術の開発が期待されると感じました。
日本の技術力には素直に感心します。

これからも技術の進化に注目していきたいと思います。