ガイアの夜明け 「ヘルシオ」が提供する家電屋からの脱却サービス

ガイアの夜明け独占!復活のシャープ

2018年8月28日放送  テレビ東京
江口洋介

シャープは、かつては液晶表示電卓やワープロなどの家電製品で有名でしたが、2004年に液晶テレビAQUOS」が登場し、売り上げを伸ばしました。
しかし、2008年以降は赤字に転落し、経営難に陥りました。
その後、2015年に鴻海精密工業の傘下に入り、再建を図っています。

最近、シャープでは新製品「ヘルシオ ホットクック」が注目されています。
この製品は食材と調味料を入れるだけで料理ができるという特徴を持ち、3年前の初代モデルは10万台以上売れるヒット商品となりました。
シャープは「ヘルシオ ホットクック」の普及を目指し、インターネット接続のIoTに対応させ、利用者がメニューを注文すると食材が配送され、調理プログラムをダウンロードして調理が可能になる仕組みを導入しました。

また、シャープは食材サービスの開発にも力を入れています。
幕張の自社ビルに設置されたIoT事業本部では、ホットクックを利用する顧客のデータから料理の提案を行っています。
夕食のメニューに特化した料理を中心に開発し、タイヘイとの提携により、工場でカット済みの食材や調味料も提供されます。

ただし、具材や加熱時間などによって出来栄えが大きく変わるため、試行錯誤が続いています。
シャープは、単なる家電メーカーではなく、ハードウェアとサービスを組み合わせた新しい時代に挑戦していると言えます。
今後の成果に注目です。


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